元気に夏を過ごそう アクティブシニアの体調管理
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10 近年、健康志向の高まりから、高齢者の中にもダイエット(食事制限)をすることが多くみられますが、その結果、たんぱく質の摂取量が不足し、「低栄養(=栄養失調)」、「サルコペニア(筋肉量減少)」、「フレイル(虚弱)」を引き起こすことが問題となっています。これらは、転倒、要介護の原因となり、健康寿命を縮めてしまうことにつながります。1日に摂取すべきたんぱく質の量は、年をとっても減少しません(表1)。70歳以上の高齢者も、20歳代の若者と同じ量のたんぱく質を毎日(できれば毎食)摂取する必要があります。たんぱく源である「肉、さかな、たまご、大豆」を十分に食べて、健康なカラダを維持しましょう。健康維持にたんぱく質出典:日本人の食事摂取基準2015年版1日に必要なエネルギー量 2200kcal±200kcal(基本形)※SVとはサービング(食事の提供料の単位)の略厚生労働省・農林水産省決定表1 たんぱく質の食事摂取基準(推奨量)18~29歳30~49歳50~69歳70歳以上年 齢60g/日60g/日60g/日60g/日男 性50g/日50g/日50g/日50g/日女 性(200ml)

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