元気に夏を過ごそう アクティブシニアの体調管理
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13TOPICS 近年、増加している「熱中症」。熱中症とは、暑さによってカラダに起こる障害の総称です。 ここ数年は、熱中症で亡くなるというニュースも多く耳にしますが、それを示すように1994年以降は熱中症死亡者が大きく増加していることが報告されています。特に熱波に見舞われた2010年は1745件にも上りました(図5)。注目すべきは、熱中症死亡者数に対する65歳以上の割合です。1968~1993年の平均は40.7%でしたが、2010年は79.1%で、高齢者の割合が著しく増えていることがよくわかります。暑い季節の体温調節反応などを理解し、予防を心がけましょう。暑さによる事故の現状(中井、2015)図5 熱中症死亡数の年次推移(1968年~2014年)熱中症死亡数年次180016001400120010008006004002000女男2010年1745件2013年1095件2014年556件196819741980199219861998200420102014

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