元気に夏を過ごそう アクティブシニアの体調管理
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 近年、大きな環境問題になっている「地球温暖化」。地上の平均気温は上がり続けており(図1)、「気候変動に関する政府間パネル」第5次評価報告書によれば、2100年までに最も高い場合で、現在と比べて4.8℃も上昇するとの数値も示されています※。 ※環境省「熱中症 環境保健マニュアル 2014」より 都市部での気温上昇の要因としては「ヒートアイランド現象」もあげられます。地表面の人工化やエアコン、自動車などによる排熱の増加がその原因です。真夏日や猛暑日、熱帯夜の日数が増えるなど年々深刻化していますが、夏だけでなく、冬場でも同様に気温は上昇しており、私たちを取り巻く環境は温暖化によって健康生活にダメージを与えています。環境(気候)の理解PART 1地球の温暖化ヒートアイランド現象3図1 日本の平均気温1898年以降では100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しています。特に、1990年代以降、高温となる年が頻繁にあらわれています。出典:気象庁ホームページより-2.018901900191019201930194019501960197019801990200020102020-1.5-1.0-0.50.00.51.01981-2010年平均からの差(℃)(年)

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