porta 2016 #023
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 若い頃から仕事を続けて来た人が多くいる一方で、50歳を超えてからポーラレディを始めたという人も。「ポーラレディを始めたのは50歳近かった。〜中略〜3年くらいはなかなか売れなくて、でも根性入れて頑張って。最初は累計売り上げが1億円になったら辞めようと思ってたんだ。もう結構前に達成したよ/取材時92歳Iさん」「70歳を超えてもう働かなくていいかなーと思っていたんですけどね。たまたまポーラの化粧品について聞きに行く機会があって。嫌な日とか辞めたい日ってのはなかったね。もう楽しーてたまらん/取材時96歳Mさん」(美婆伝より) 彼女たちからすれば、65歳定年なんてまだ早すぎるといったところだろうか。多くの人が憧れる「生涯、現役」。これからの企業は世代を意識せず、若者もシニアも一緒に働ける環境づくりを目指して欲しい。仕事をしながら成長できる環境も励みに働くことが楽しいだからずっと現役90歳を超えても美しく働き続ける11人の物語「美婆伝」(土本真紀/講談社) 76歳のポーラNO.1リーダーの実体験を綴った「ポーラレディ頂点のマネジメント力」(本庄清/講談社)20代から100歳以上までみんな現役のポーラレディう。こんなありがたいことはないですもの。健康でさえあれば、仕事は一生懸命できます/取材時92歳Iさん」(美婆伝より) しかし、敢えてシニアを採用しているわけではない、と伊藤さん。「彼女たちは30歳ぐらいから働き始め、50年近くお客様と信頼関係を結んで来ているのです。日々仕事を積み重ね、気がついたら80歳、90歳になっていたのでしょう。ですから、企業側もこうした努力をしてきた彼女たちの力を大いに頼りにしています」。 ここ数年、シニア世代の雇用が注目されているが、創業当時から女性の社会進出を応援し続け、年齢を問わず働ける環境を提供してきたポーラは、まさに時代の先駆けと言えるだろう。エステ併設型店舗「ポーラ ザ ビューティ」 ポーラレディというと訪問販売というイメージを持つ人も多いだろう。しかし、女性の社会進出に伴い、在宅率が低下したことから、訪問販売から店舗誘客型へと徐々に移行。現在では、エステティシャン、マネージャー、ショップオーナー、グランドオーナーなど、実績に応じてさまざまな目標ステージが用意されており、スキルアップしていくことが可能な環境にある。年齢に関わらず自分を磨き、常に成長していけるというこのシステムこそが、彼女たちの働く励みとなっているのだろう。90歳を超えた現役ポーラレディの声をまとめた本が「美婆伝」である。「歳だからって物珍しいと思われるのはまっぴら。〜中略〜よく考えてみるとポーラより長く続いているのは、私が育てている60年ものの糠床ぐらいだよ(笑)/取材時98歳Yさん」「この仕事はね、いくつになっても自分がやっている限りは定年退職がないでしょびばでん

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