porta 2016 #024
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 取材時に開催されていたサミットのテーマは「地域を元気にするコミュニティビジネス」。第1部は講師を迎えて「コミュニティビジネス体験談」。第2部は講師も交えて「ランチ交流会」。さらに午後からは「ロクマル仲間づくりの会」と盛りだくさんの内容だ。ランチが提供されるのも、みんなのキッチンならではの特長。というのも「みんなのキッチン調理チーム」は、「料理が好きだったのに、子どもが独立し、夫と2人になって作らなくなってしまった」というイベント参加者の声をヒントに60代の女性調理人を募集し、結成したものだからだ。地元産野菜がたっぷりのヘルシーメニューは毎回好評だ。 当日の参加者の中から、みんなのキッチンやロクマルサミットをキッカケに新たな試みにチャレンジした3人のお話を伺ってきた。 スタート当初は数名程度だった会員も、現在個人会員100名超、賛同する企業会員も10社ほどまで増えてきた。 「ロクマルには、60歳からの生き方、働き方のモデルとなるような多彩な職業や経験を持った人が集まっているんです」という有澤さん。サミットでの交流を通して、単に仲間づくりをするだけではなく、就職、起業のためのヒントをつかんで欲しいという。実際、求人フェアでは開催ごとに企業のブースが増え、前回は約15社が出展。参加した求職者約100名のうち1割ほどが就職につながったという。また、サミットの講師も「200万円あったら、海外旅行するより起業した方が人生よほど面白い」と60歳を超えてギャラリーを起業した人、60歳以上の職人を集めて協会を設立し、ハウスメンテナンスの技術を広めている人など、さまざまな分野で第一線を走り続ける人が登場している。おなじみのメニューにひと手間加えて「からだ想い」の料理に。野菜はすべて地元都筑産WAWAWAフレンズのみなさん。前列中央が入田直子さん。次回の公演は12月27日(火)に横浜市のイギリス館で開催予定「みんなのキッチン」で2016年9月に開催した熊本支援コンサートの様子これからを生きるヒントがいっぱい「食」へのこだわりはサミットでも「ロクマル求人サミット」では、企業の求人ブースも。この会で、これまで経験のなかった仕事に挑戦する人も

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