polta 2017 #025
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修理の終わったおもちゃを受け取る子ども。ママには渡さず「ボクが持っていく!」と大きなおもちゃを大切そうに抱えていく 「雑誌でおもちゃドクターの存在を知り、見学に来てハマリました。仕事とは関係ない世界ですが、道具の使い方や作り方など、会長をはじめ、仲間のみなさんに教えてもらいながら修理するのが楽しいんです」という飛知和さん。今も月に5〜6回、おもちゃ病院に参加し学習をしている。 「工夫して作った道具で直したおもちゃを、子どもが喜んで持って帰ってくれる。とてもやりがいを感じています」 音の出るおもちゃの修理に取り組んでいた砂金富保さんは、おもちゃドクター歴6年。今も現役で電気通信機器メーカーに勤務しながらこのボランティアに参加し続けている。 「ずっと新しいものを作り出す仕事をしてきたからこそ、おもちゃに限らず、使い捨てにせず、修理することに携わりたかったんです」。そんな知識と技術を活かし、電気回路系の修理を得意としているという砂金さんは、ほかのドクターにも頼りにされる存在だ。 「私は電気回路の部分をサポートし、機工・機械系は、ほかの得意な人に助けてもらう。仲間と知恵を出し合うという雰囲気も、このボランティアを長く続けられる秘訣だと思います」 飛知和久夫さんはドクター歴2年。エクステリア関連の仕事をしているが、趣味の機械いじりから、おもちゃドクターに興味を持ったという。仲間とのつながりも長続きのポイントひちわいさご修理に手こずっていると、声をかけあってみんなで協力。「これが原因じゃないかな」「なるほど」と和やかな雰囲気だ「車の動きを良くする修理では、車輪の軸をまっすぐに外せるギアプーラーが役に立つんです」と飛知和久夫さん「おもちゃドクターの存在は、ネットのホームページで知りました」という砂金富保さん

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