porta 2018 #029
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「航空機を誘導するマーシャラーの仕事を疑似体験できるコーナー。「私の指示で飛行機が動いてる!」以前使われていたDC9の操縦室に座ってパイロット気分。「こんなに計器やスイッチがあるのね!」実際に使用されていた客室乗務員用のシートに座れるコーナー。「普通の座席より小さくて大変ね」整備士が実際に整備している姿が見られる「格納庫見学」は約40分。解説を聞けるほか、機体を背にして記念撮影も格納庫にはかつて「空の貴婦人」と評されたDC-8-32型機の初号機「富士号」を展示している 仕事紹介エリアでは、このほか制服体験、コックピットに座るなど、貴重な体験が盛りだくさん。 「大人も夢中になっちゃうわね」とJALの仕事体験を堪能した2人はいよいよ「格納庫見学」へと向かった。格納庫は主に「重整備」を行っているM1格納庫、それ以外の点検・整備などを行っているM2格納庫の2つが見学でき、まず目に飛び込んで来るのは、階下に見下ろすように広がるM1格納庫だ。間近に見る飛行機は迫力満点。飛行機を最大5機収容できるというM2格納庫では、エンジンを整備中。「あれ、人だよね!?」と驚くのも当然、その日は翼の下のエンジンに人がすっぽり入って整備している姿も見学できた。約40分の格納庫見学を終えたあとは、ここでしか買えないという貴重な限定グッズをお土産にして大満足の2人だった。DATAJAL工場見学 ~SKY MUSEUM~料金東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメインテナンスセンター1年末年始を除く毎日 10:00~11:40、11:30~13:10、13:00~14:40、14:30~16:10、16:00~17:40 ※予約は希望日の6カ月前9:30より 無料 東京モノレール「新整備場」駅より徒歩2分 https://www.jal.co.jp/kengaku/ ※予約、問合せはすべてHPで受付 住営交通HPJALグループの1/50サイズの歴代航空機模型を展示するモデルプレーンタワー。懐かしいプロペラ機もあって思わず魅入られる間近な航空機、エンジンにびっくり「一度は訪れたかったJAL工場見学。普段は見られないところが興味深く見学できました」(正岡史子さん/右)「空の仕事を間近に感じて発見と感動の連続でした」(浅野多佳子さん)杉並区の中でも高齢化率の高い住宅地に建つ「荻窪家族レジデンス」「裏百人力食堂」開催など、地域の人が集える1Fのラウンジよって力を得て行く場所があったら素晴らしいと思ったのが「荻窪家族プロジェクト」の始まりだ。瑠璃川さんご自身、知らない土地の老人ホームで老後を過ごす気はなかった。「両親を介護する中で有料老人ホームや特養などの施設へも行きましたがどちらも自分には向いていない、たとえ日常生活で不便を感じても住み慣れたこの荻窪で暮らし続けたいと思いました」と瑠璃川さんは話す。 いろいろな施設を見学していく中で、高齢者にとっての新たな住まいの構想が徐々に見えてきたと言う。《お年寄りだけでなく、子どもも犬も自然な形で寄り添える2Fが居住スペース。居住者が自由に使えるキッチン付きラウンジ風通しのいい家》それが瑠璃川さんのテーマになった。 「幸いここには豊かな庭があり、土もあります。母屋とアパートを新たな住まいに建て替え、そこに数人まとまって住み、お互いがお互いを気にして過ごしていけば、多少の問題は自分たちで解決でき ご両親の介護生活を終え、築80年の母屋と40年経つアパートを引き継いだ瑠璃川さん。介護を通じてその大変さを知ったと同時に、ご自身の老後を考えたとき、荻窪のこの住まいを地域の人が集まるような賃貸住宅にしたいと思った。今の時代、子供がいても仕事が忙しかったり、海外勤務で遠くに住んでいるなど、必ずしも子供が親の面倒をみられる時代ではなくなりつつある。そんな中、さまざまな世代の他人同士が心地いい距離感をもって、助け合って暮らせる住宅、さらに地域の交流にるりかわテーマは多世代の人が交わる風通しのいい家理想の高齢者住宅がないなら自分で作ろう!とプロジェクトを立ち上げた瑠璃川正子さん最上階には居住者が自由に使える大きな浴室もある個室はすべてワンルーム。コンパクトなキッチンとシャワー、トイレもある居住スペースの階段などに小物がセンスよく飾られている「荻窪家族レジデンス入居者募集中」HP:https://www.ogikubokazoku.org/電話:080-9644-2632FAX:050-3730-6872担当:瑠璃川
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