porta 2018 #029
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ロジェクトに積極的に参加するもよし。この自由さが百人力サロンの魅力でもある。現在、メンバーは居住者10人、居住者以外30人の合計40人。「メンバーは自らプロジェクトを創っていこうという意欲のある人たちで、自分たちの力も出すし、智恵も出すし、費用も出します(会費1カ月1000円)。だから百人力なんです。実は「百人力サロン」以外に夜の集い「裏百人力サロン」もあるのだとか。これはメンバーの関屋利治さんが仕切る楽しく食べ飲みながら見つける新たな繋がりの場。若い人や男性の参加者も多く、関屋さんの気まぐれ手作りメニューを楽しみに来る人も多い。最後はみんなで片付けをして20時終了。 荻窪家族プロジェクトが形になって約2年。思っていた以上に人と繋がったという瑠璃川さん。 「荻窪家族プロジェクトのおかげでたくさんの人たちと繋がれるのがうれしいです。近所に住んでいや「百人力食堂」などさまざまなイベントが定期的に行われ、地域の人たちが好きなときに自由に参加している。取材で訪れた日は、管理栄養士の幸田真理さんとお料理好きな半澤恵美子さんが料理を担当する「百人力食堂」の日で、参加者は15人。ランチを楽しむためだけに参加するのもよし、「百人力サロン」のメンバーとしてプながら話すきっかけがなかった人たちとも親しくなれましたし。これがなければメンバー40人との出会いはなかったですから。毎日が忙しく、のんびりする暇もありません(笑)。これからもっとメンバー増えていくのが楽しみです」 実は今瑠璃川さんが考えているのがお花見や紅葉狩りなどのイベント。「みんなでどこかに行きたいね、という話題が出たのをきっかけに、今後はそれをきちんと形にしていきたいと思っています」静かな老後でなく新たな出会いの連続に感謝!「裏百人力食堂」でランチのことを知り夫婦で参加した荻原さんご夫妻荻窪家族の番頭さんと慕われている関屋利治さん。フェイスブックでこのプロジェクトと繋がったダイヤ高齢社会研究財団の主任研究員の澤岡詩野さんはプロジェクト当初から応援している「珍しい調味料や素材の説明もしてくれるので楽しく参加しています」(Tさん)メニューはツナと豆腐のオムレツ、ナッツ入りなます、さつま芋ご飯、あさりのスープ、りんごのコンポートと豪華

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