porta 2018 #032
7/16

人が乗り、持続的な動力飛行に世界で初めて成功したライト兄弟のライトフライヤーも貴重な航空遺産、「海上自衛隊UF-XS実験飛行艇」。大きなボディがひときわ目を引く「シアタールーム」では航空と宇宙の挑戦と感動のストーリーを上映「小型ジェット機シミュレータ」で操縦体験。操縦はスタッフが丁寧に教えてくれるから初めてでも安心旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」。国内で現存するのはこの1機のみという、大変貴重なもの宇宙エリアの目印は「H-IIロケット」の先端部フェアリング。その大きさは圧巻! 歴代日本人宇宙飛行士の紹介パネル。なんと山崎直子さんのパネルは直筆のサイン入りカフェで味わえる「宇宙の星空カレー」800円。クセになる辛口カレーの上に宇宙を表現しているここでしか買えないオリジナルグッズや地元の特産品が揃う「ミュージアムショップ」食事も提供する「空宙博カフェ」でティータイム宇宙服は国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の模型近くに 宇宙エリアは巨大なロケットが目印。その大きさに驚きながらぐるりと周囲を見学して2階へ上がるとロケットがズラリ。さらに進むと小惑星探査機「はやぶさ2」や火星探査車「キュリオシティ」、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の実寸模型が目に飛び込んで来る。「きぼう」は内部まで詳細に再現。テレビでしか見たことのない未知なる最先端技術を見て触れて学び、「これから宇宙のDATA岐阜かかみがはら航空宇宙博物館岐阜県各務原市下切町5-1058-386-8500平日10:00~17:00(最終入館は16:30)、土曜日・日曜日・祝日10:00~18:00(最終入館は17:30)毎月第1火曜日(休日の場合、翌平日)、年末年始(12月28日~1月2日)※月によってはメンテナンスなどで休館の場合があります大人800円、60歳以上・高校生500円、中学生以下無料名鉄各務原線「各務原市役所前駅」でふれあいバスに乗り換え「航空宇宙博物館停留所」下車、徒歩すぐ住¥交問営休ついに空の最先端へ!ショップもお楽しみ「テレビでしか見たことのない航空や宇宙の世界が目の前に広がり感動的です」(小森淳子さん 53歳)「見るだけでなく、様々な体験も楽しみの一つです。また来たくなりました」(河井和美さん 54歳)ニュースに興味が湧くわ」と小森さん。見学を終えた後はカフェでのんびりひと休み。アイスクリームやたこ焼きもある珍しい宇宙食など、多彩な限定グッズが揃うミュージアムショップでは、「お土産に何を買おうか迷っちゃうわ」と、2人とも最後まで笑顔がたえなかった。航空エリア宇宙エリア本当に空を飛んでいる気分♪遠い宇宙からみなさんコンニチハ!屋根の下プロジェクト」では、シニアと若者の共生を目指し、シニアの住む家の空き部屋に住む学生を募集。また「書生生活」では、学生が格安の家賃で本郷に住み、地域活動に参加することができる。そのほか、様々な講習会開催や商店街の魅力を伝える地域ブランディング「本郷百貨店」など多くのプロジェクトが同時進行中だ。「商店をしていると様々な『声』が聞こえる。それをできる人、やりたい組織につなげてマッチングするのは私たちの役割。つまり、人と人、人と組織、組織と組織をつなぐ触媒のようなものですね」一方、高齢化問題も抱えています」と「街 ing 本郷」代表理事の長谷川さん。「この街をずっと、もっと元気にしたい。そのために地元を、地元住人をよく知る商店主だからこそできることがあるのではないかと思ったんです」。 そこで取り組んだのが、人、商店、学校、街を『つなぐ』従来にはないNPO法人の設立だ。「それぞれの自治会も商店会も学校も、誰もが住む街をよくしたいと考えています。でも、例えば自治会は自分のエリアを越えて活動することはできない。そんな垣根を跳び越え、それぞれの課題について、やって欲しい人、やりたい人、誰もが『つながる』ことができる組織が必要だと思いました」 地域住民、商店街、学校や自治体、企業をつなぐコミュニティーネットワーク組織「街ing本郷」。2010年の設立以来、チーム制で多くのユニークなプロジェクトを発足している。例えば「ひとつ 文京区本郷は、JR山手線の内側にある都心中心地区。東京大学をはじめ、多くの大学がある文教地区としても知られている。「商店街では、古くから続く店がある一方で、商店会に加盟しないチェーン店が増加。また、住民も最近の都心回帰で人口が増加する❶「ひとつ屋根の下プロジェクト」で、シニアの住む家の空き部屋で暮らす学生と家主さん、立ち会い人。❷「書生生活」に参加する学生たち。副代表理事の栗田さんの営む和菓子店の前で。❸多世代交流「大おやつ会&活動報告会」の様子。❹学生は孤独感が軽減される、シニアは孤立感が解消される、生きがいになるなど互いにメリットがある「ひとつ屋根の下プロジェクト」「思いがけない化学反応が楽しい」と代表理事・長谷川大さん「書生生活」をする学生たちは、地域の夏祭りで出店などにも参加神輿担ぎにも学生の若いパワーが大活躍。担ぎ手不足を解消している街をよく知る商店主だからできることがあるユニークなプロジェクトが続々と誕生、進行中❶❷❸❹ひとりではできないだから『つながる』組織をつくりました

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る