porta 2018 #032
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ほかにはない取り組みが全国でも注目され、国や県、市町村などの行政や地域の自治体、企業など1000名を超える方が訪れています。それだけ皆同じように行き詰まりを感じているのでしょう」。「街 ing 本郷」はそのフロントランナーとしての役割も担っている。 副代表理事の栗田さんは、昭和29年創業の和菓子店の店主だ。「本郷は下町と山の手が混在し、お互いのいいところをとったような街。書生生活やひとつ屋根の下プロジェクトなどで、学生が学生時代を過ごすだけではなく、社会人になっても帰ってこられるようになるのがいいと思っています」 栗田さんも家業で忙しい中、和菓子作りのワークショップなどで講習会の講師を務めている。「できる範囲のことを無理なく続けることで、自然に賛同してくれる人、協力してくれる人が増えればいい。それが長続きのコツです」 もうひとりの副代表理事は百年以上続く薬局の店主で文京区薬剤師会の会長も兼務する川又さん。「薬局は昔、薬だけではなく日用雑貨が揃い、日常の買い物の場でした。そこでの世間話から、困った人に、助けてもらえる人を紹介するようなこともあったんです」という川又さん。地元の薬局+薬剤師会などのネットワークを築いているからこそ、人材の存在もよく知っているのだという。「街ing本郷は街の頭脳集団のようなもの。人材を活かし、チームを作って、実現のためのコーディネートをするのが役割です」 2017年の「中小企業組織活動懸賞レポート」の本賞受賞に加え、2018年は「30年度あしたのまち・くらしづくり活動賞」を受賞するなど、「街 ing 本郷」の取り組みは各方面から注目を集めている。「縦割では解決できないことを、横のつながりで打破したい。そんな考えから活動をスタートして8年。住NPO法人 街 ing 本郷(まっちんぐほんごう) 東京都文京区本郷4-36-5 http://m-hongo.com長谷川さんは本郷で3代続く「魚よし」店主副代表理事の栗田洋さんは和菓子店「㐂久月」店主「芙蓉堂薬局」店主で副代表理事の 川又靖則さん地域も企業も同じ悩みを抱えている。課題解決の先駆者に無理はしない。できる範囲で触れあえればいいんです街ing本郷は頭脳集団。アイデアを集めてコーディネートをします縦割社会に横串を通す。行政や自治会も注目街には「人材」がある。商店主だからわかるURL若い人が卒業しても帰ってこられる街に
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