今どきシニアと企業の新しい関係は学生ですが、3割が社会人、50歳以上の方も1割程度いらっしゃいます」と教えてくれたのは副社長の加藤ゆかりさん。子どもが手を離れ、仕事も定年などで一段落を迎えたことをキッカケに留学を考え始める方が多いという。「語学習得目的の方もいますが、海外旅行で観光地を巡るよりも、ロングステイの一つとしてもっと 2017年度に海外留学をした日本人学生は10万人を突破。2009年度の3倍にもなっているという。同時に、がむしゃらに働き、日本の高度経済成長期を支えてきた世代の留学者も年々増加。「当社の留学を利用する方の半分留学生の3割が社会人50歳以上の方も増加中取材・文/中林貴美子撮影/筒井聖子「シニア世代も留学に積極的。観光より深く文化を学べる、世界中に友人ができると好評です」~大人の留学をサポート。「留学ジャーナル」~「語学を学びたい」「海外の文化に触れたい」そんな想いを叶える留学。「留学に年齢は関係ない『行きたい』と思った時が出発の時」と、シニア世代の留学への夢をサポートする「留学ジャーナル」を訪ねました。人たちも病気や旅行のときなどにお散歩を気軽に頼めるペットシッターがいたら便利かも、と言っていましたので、これは仕事につながるかも、と思いました」 もともと常に犬が数匹いる家庭で育ち、しつけにも自信があったという古田さん。古田さん同様、犬好きな奥様からも背中を押され、「犬のお散歩屋さん」を事業としてスタートさせることになった。 それからは多忙の日々が続く。チラシを作成し、毎日散歩をしながら犬がいる家にポスティングしていく。散歩の途中で出会った犬連れの人にも積極的に声をかけ、チラシを渡した。さらにホームページも開設してPR 。また、獣医大学の科目履修生として週に1度、15年間通った。「手術以外の科目はすべてとりました。この経験が今の仕事にとてもプラスになっていると思います」 ほかの犬や人に危害を与えた場合に備え、賠償保険にも加入するなど、準備万端整えたうえで犬のお散歩屋さんを本格的にスタート。古田さんの場合、ただ散歩をするだけでなく、基本的なしつけも指導。さらにノートを作り、飼い主にその日の愛犬の様子を報告。散歩の時間やおしっこ、うんちの回数、その日の犬の状態などを細かくメモして飼い主に伝えている。今ではお散歩ノートは17冊を超え毎日公園で会う元プロボクシング王者の輪島功一さん。この日は公園内でゴミ拾いのボランティア活動中おしっこをさせる場所もきちんと決めて、他の人の迷惑にならないように注意している犬のお散歩屋さんだということが一目でわかるように、イラスト入りのオリジナルジャンパーも作成春は桜、秋は紅葉…公園を散歩していると四季の移ろいが実感できる❶毎日欠かさず配るチラシやポスター類。これらが新たな犬との出会いを広げてくれる ❷依頼先へはバイクで移動 ❸❹お散歩に必ず持参するグッズ一式。バッグにはうんち袋やおやつのほか、犬のしつけに役立つ酢を薄めたスプレーや犬笛なども❶❷❸❹朝3時〜夜6時半まで毎日自分のリズムで動く
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