porta 2019 #035
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text by駅弁女王日々の旅のなかで、今まで5000食以上の駅弁を食破。雑誌等に駅弁の連載、著書も多数。調製元と駅弁の開発も行う。旅行ジャーナリスト、フードアナリスト。Shinobu Kobayashi駅弁がつなぐ地域の絆第35号令和元年12月15日発行 発行元:一般財団法人長寿社会開発センター 〒105-8446 東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル6F TEL03-5470-6753 FAX03-5470-6763別府商店街の復興に貢献民子さんの手づくり駅弁大分県別府市「たみこの夢」価格:1080円販売:別府駅(JR別府駅みどりの窓口で前前日までに駅弁引換券購入が確実。毎週月曜日は休業。祝日の場合は翌日)問合せ:☎0977-23-1006(TAKEYA) 別府市の中心部にある「竹瓦小路アーケード」は老朽化が進み、客足も鈍くなっていた。レトロな雰囲気を残す木造アーケードを修復し、活性化しようとこの商店街でカフェ「TAKEYA」を営む水みなくち口民子さんが立ち上がった。2005年、地場産の素材を使った弁当を販売し、地元商店街を盛り上げることにしたのだ。 駅弁がつくられた由来などを記した掛け紙で紙製の容器を巻く。中身は彩り豊か。別府湾のジャコめし、豊後牛の香味焼き、大分名物のとり天、地場産の野菜の煮物など、味わい豊かな郷土料理をたっぷり詰めたオール手づくりだ。これだけでも十分に満足できるが、さらに人気の自家製カレーパンとアーケード内にある和菓子店の柚子練り羊羹を添えるという細やかな心遣いが駅弁ファンのハートをがっちりつかんだ。毎年恒例の「九州駅弁ランキング」では、第5・6回と連続で2位入賞という実績を残している。カフェと駅弁は、現在は娘さんの水口和代さんがまかなっている。 事前予約が確実だが、別府駅構内の売店でも購入可能。売り切れ御免だ。共同湯・竹瓦温泉の前に「TAKEYA」はある今では希少になった掛けひもの駅弁だ肉、魚、野菜類をバランスよく盛り合わせた体にやさしい駅弁。何度でも食べたくなる別府市

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