取材・文/中林貴美子 撮影/本美安浩 戦国時代を駆け抜けた武将を壮大なスケールで描く大河ドラマ「麒麟がくる」。これまで謎が多かった光秀を主人公にすることで、新たな戦国絵巻が繰り広げられている。岐阜県の3つの大河ドラマ館では、それぞれの視点から明智光秀とその周辺の人物像を紐解いている。 岐阜市は、光秀が最初に仕えた斎藤道三の稲葉山城(岐阜城)があることから、大河ドラマ館内に迫力のあるスタジオ再現セット「体感 道三の館」を設置。 光秀が過ごした明智城跡のある可児市では「かっこいい!戦国武将明智光秀」をコンセプトに、光秀と、それを取り巻く戦国武将たちについてドラマの名場面とあわせて紹介している。 恵那市では「愛される明智光秀」がコンセプト。家臣や領民から慕われていたと伝わる光秀の家庭的な衣装展示が特徴だ。 3つの大河ドラマ館を巡れば、光秀と戦国時代がより身近に、魅力的に感じられるだろう。明智光秀の人物像とドラマの世界を体感。登場人物の紹介、相関図やドラマに登場する衣装や小道具などを展示する「美濃三傑 麒麟がくるの世界」歴史博物館前の期間限定「光秀横丁」には飲食店、土産店も揃う当時の楽市を再現した「もっと知りたい 体験! 戦国時代」「体感 道三の館」はドラマに登場する道三の広間セットを忠実に再現。中に入り記念撮影もできる2020年の大河ドラマの主人公は、明智光秀。そこで県内の光秀ゆかりの地に期間限定で3つの大河ドラマ館がオープン。謎の多い光秀の人生に迫る大河ドラマ館の見どころを紹介します。戦国武将・明智光秀の知られざる魅力を知る「3つの大河ドラマ館」岐阜市大河ドラマ推進課宮川哲也さん 歴史博物館の所蔵品を活用したルイス・フロイス像や南蛮屏風など、岐阜市ならではの戦国時代の歴史展示も見ものです。麒麟がくる 岐阜 大河ドラマ館東海道新幹線 岐阜羽島JR中央本線美濃太田駅岐阜駅恵那駅長良川鉄道JR高山本線JR東海道本線
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