porta 2020 #036
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右・下/2017年に上演した「ねこら!」の舞台記録写真。現在、再演を目指して稽古中 撮影/谷川真紀子島しょ部公演で訪れた三宅島で上演した「みのりの畑」の様子 撮影/寺澤百合子これまでの舞台公演や活動の記録映画のDVD、10周年記念で制作した劇中歌集のCDも販売中団員のみなさんは、悪質商法防止のための動画やイメージ写真集などにも出演している「こんなに長く続けることになるとは思っていませんでした」と笑う鯨エマさんバリアフリー化に取り組んでいたという。とはいえ劇場を変えていくのは難しいし、お芝居を楽しみたい障がい者の絶対数が少ない。「そこで『観たい人』のサポートから『演じたい人』のサポートに変更したのです」 団員13人からスタートし、15年目の現在は62歳から79歳まで28名の団員が活躍している。 2006年に旗揚げしたかんじゅく座。毎年春に劇場公演、秋には劇場に足を運ぶのが難しい人向けに施設などに出向いて出前公演を行っている。「かんじゅく座発足のキッカケの一つは2007年問題。当時、団塊の世代が定年退職を迎える2007年問題が話題になっていて、高齢者が確実に増えるからこそ、老人劇団も面白いのではと思ったんです」と主宰の鯨エマさん。エマさんは当時、役者をしながら障がい者施設でヘルパーの仕事をしており、障がい者が演劇を楽しめるよう劇場の演劇に興味あるシニアのセカンドライフの場に自分らしく楽しくが大切

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