porta 2021 #039
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を使っているのよって、友達に話ができるのも楽しいです」 自分で仕事の計画を立てて、自己管理できることも嬉しいのだそう。 「体力が続き、会社に迷惑をかけなければ75歳ぐらいまで働きたいと思っています。社長さんが『社員は自分の家族』とおっしゃるとおり、病気や家庭のことを上司共々親身に思ってくださるので、働きがいがあります」 最後に、社内体制は整っているがコロナ禍での不安はないのだろうか? 再び、加藤氏に尋ねた。 「仕事量の変動は社員を他工程へ転属し、人員調整をしています」 最近は新しい仕事の創出を考えの採用は叶わず、苦労もあったそう。 「初めは仕事を覚えるのに時間がかかりました。根気よく何度も指導する必要もありました」 一度、仕事を覚えれば働く点では超ベテラン。辛抱強さも手伝い、数カ月で即戦力になったという。 吉村直美さん(68歳)は4年前、ハローワークを通じて採用されたキャリア社員のひとりだ。 「医療事務を24年勤め、定年後も仕事を続けました。でも業務の責任が重くストレスに。それで気負わない仕事を探したところ、今の職に就くことができました」 今までとは全く違う仕事なので、初めは体力が心配だったという。 「働いてみたら、自分のペースに仕事があっていました。どの社員さんも丁寧に仕事を教えてくれるので、本当に安心できました」 また、様々なものづくりの感動もあったと吉村さん。 「町で完成品を見かけると感動します。この製品は私が作った部品た施策が順調で、今後成長が見込まれる宇宙産業からも引き合いがきていると笑みがこぼれる。 「これからもシニアが活躍できる場を提供し続けることは大切です。時代に寄り添いながら昔培った知恵や経験を調味料に、仕事を楽しんでもらえればと思います」換気扇のモーターカバーにクッション材を貼る吉村さん。他部署で太陽ソーラーの部品を作ることも作業がしやすいよう、自ら仕事の環境を工夫することも正社員と同様に「キャリア社員」が活躍しています食事をしながら若い現役社員と楽しく過ごす昼の休憩時間。「自分の子供より若い人とも仕事をしますよ」階段にある10項目の品質管理のポイントは高品質を保つ工夫のひとつ。目に留まるのでシニアも覚えやすいシニア社員は「人生や仕事のキャリアを積んだ人」という意味で「キャリア社員」と呼んでいるという自然に囲まれた環境の中で、全社員115名中、50名以上ものシニアが働く加藤製作所75歳まで働きたい理由は仕事の感動と人の温かさ

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