porta 2021 #039
3/16

体のためには食が大切、ということを看護師の仕事を通じて実感していたこともあり、いつか料理屋を開きたいという夢を持っていました。病をきっかけに体が動くうちにやりたいことをやろうと具体的に考えるようになりました」 病の発症から3年後に病院を退職。調理師学校に通うことに。《第二の人生をどう生きるか》というセミナーに参加し、いい先生に巡り会えたこともお店への夢に一歩近づくきっかけになった。 「家でじっとしていても仕方がない。今や人生100年の時代だから、まだまだやれる! と先生が後押ししてくれました」 当初、ご主人は店を開くことに 看護師として病院に勤務していたあつ子さんが、横浜市金沢区でお惣菜と弁当の店「ままぐらんど」を開くことになったのは、病気がきっかけだった。 「料理が好きでしたし、健康な身病を機に夢に向かって一歩踏み出した横浜で出合ったカフェのような佇まいのお惣菜屋さん。《お母さんの味》と慕われている「ままぐらんど」を開いた思いをあつ子さんにうかがってきました。家具ひとつひとつにこだわりが。これは教会の椅子を模したもの店内はこぢんまりして機能的、木を使った温かな雰囲気にしたいと、デザイナーに依頼看護師時代のあつ子さん。横浜の看護学校を卒業し看護師の仕事に就いた店名にはママが大地でみんなを支え、ママもみんなから支えてもらえる、という思いが込められている「ほっとする味」「お母さんの料理を食べているみたい」と言っていただけることがいちばんうれしいです看護師から惣菜店のオーナーへ人生100年まだまだやれる!お惣菜は豆乳味噌キッシュ、冷しゃぶ、揚げ鶏とカボチャの甘酢あんかけなどボリューム満点の人気のお弁当は日替わりで2種類。事前に予約が必要

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る