からお米を研いだり出汁をとるなど仕込みを開始。9時に有紀さんともう一人のスタッフが店に入り、料理作りからパック詰めまで済ませ、11時開店。ランチのお客様が落ち着くまでは大忙しだ。閉店後はあつ子さんのご主人がお店に迎えに来て店の掃除をしてくれるそう。 「もともと協力的な人で、看護師時代、私が夜勤のときなどは子どものお弁当を作ってくれました。今は買い出しも手伝ってくれるのでとても感謝しています」 オープンから3年。順風満帆だったお店もコロナの影響を受けて一時売上げは激減。 「店内で飲食ができなくなり、テイクアウトのみでしたから。去年の9月頃から少しずつ回復し、テレビでお店が紹介されたときは1時間半でお惣菜が売り切れる日が続きました。今は順調ですが、イートインの方には予約をいれていただくなど制限はしています」 最近、手作り惣菜の宅配を始めたというあつ子さん。 「看護師をしているとき、体の不自由な方やひとり暮らしのお年寄りなど食事に困っている人がたくさんいることを知って、近くにこういう店があるといいな、と思っていたんです。金沢区内の配達に限られますが、こうしたサービスを多くの人に知っていただき、利用してもらえたら嬉しいですね」 看護師からお惣菜屋さんへ。全く違う職種への転職に思えるが、共通点があるという。 「看護師時代は患者さんが好きだったし、今はお客さんが好き。対象となる『人』が好きだから、一生懸命になれるんです」 神奈川県横浜市金沢区 能見台通1-5 045-370-9148 11時~19時30分 (金・土は11時~18時) 日曜※ランチは11時30分~要予約※お弁当は前日までに予約※宅配サービスは前日18時までに電話で予約(金沢区内のみ) https://mamagrand.jp/住電営休HP黒板のメニューや絵は、美大を卒業し、デザイナーとして活躍しているご友人の娘さんに描いてもらったあつ子さんのご友人が小学2年生のときに描いた絵が大好きで飾っている見ているだけでほっこりする小物の数々。他にビーズ作品なども販売「ままぐらんど」は京浜急行「能見台」駅から歩いてすぐあらゆる場所にいろいろな人の芸術が詰まっていて楽しい木の温もりを大事にしているため芸術品のフレームもすべて木製ままぐらんど
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