porta 2021 #039
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ば出かけるのが楽しくなる。指先を使って末端神経を刺激すれば、認知機能の維持に役立つというメリットもあります」(森田さん) 「eスポーツは若者中心と思われがちですが、実は私たちは40年前、インベーダーゲームを遊び倒していた世代。ゲーム先駆者としてeスポーツには親和性があるはずなんです」と事務総長の水野さん。 同協会はさいたま市シルバーポイント事業にも登録されており、参加者には奨励金が支払われる仕組みになっている。 「こうした活動には行政との協働も大切。私たちをモデルケースに、全国へのシルバーeスポーツ普及を目指しています」(水野さん) 「eスポーツ」とは、エレクトロニック・スポーツの略でコンピュータなどの電子機器を使った対戦ゲームをスポーツとして競うもの。 「私たちは住みよい街づくりを支援するNPO法人『さいたま市民ネットワーク』の設立からスタートしたのですが、誰もが住みよい街にするためには建物を整備するだけではダメ。人と人との交流が大切ということで2018年にこの協会を発足しました」という会長の森田孝さん。 例えば、65歳以上の高齢者は転倒によるケガが多く、その1割は大腿骨骨折。そのまま寝たきりになってしまう場合が多いと言う。それを防止するには筋力をつけること。でも、高齢になるほど一人で家に閉じこもる人が増え、体力が衰える。ストレスも溜まる。 「高齢者に外に出てもらうためにはどうすればいいかと考えたときに『eスポーツ』を活用することを思いついたのです。仲間ができれシニアの認知症予防や居場所づくりにも高齢者ほど指先を動かすメリットが大きいんです全国のシニアにeスポーツを広めていきたい「eスポーツは脳を活性化させるんです」と、さいたま市民シルバーeスポーツ協会会長の森田さん「eスポーツは孫に教えてもらったりして三世代で楽しめるのも魅力です」と、事務総長の水野臣次さんさいたま市シルバーポイント事業で配布する「長寿応援手帳」。参加者の手帳にシールを貼付する

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