porta 2021 #040
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「ちょっとの時間だけ子どもを預かってほしい」「今だけ家事を手伝ってほしい」。核家族化が進行した現代、仕事を持つ持たないにかかわらず、家事代行や子育て支援を求める女性の声は多い。しかし現実は、費用が高かったり、手配に手間がかかったりと、必要な時に必要なサービスを受けることは難しい。 「たすけあいサポート」の代表・クルーガー カヨさんがソーシャルマッチングサイト「てとて」の運営をスタートしたのも、自身のそのような悩みがキッカケだった。 「子どもがまだ1歳で、託児サービスを探していた時、ちょうどベビーシッターによる虐待などのニュースがあって、既存のベビーシッター会社に疑問を感じてしまったんです。どうしたらいいのか悩んでいたときに夫から『ないなら自分で作ればいいんじゃない?』と言われ、この事業を立ち上げることにしました」若い世代とシニア世代の「たすけあい」の架け橋に取材・文/中林貴美子撮影/筒井聖子「シニア世代は知恵と経験の宝庫。手と手、人と人とのつながりが社会の課題を解決するはずです」〜知恵と経験をシェアリング。「たすけあいサポート」〜今どきシニアと企業の新しい関係「求めるサービスがないなら自分で作ればいい」と、家事代行や子育て支援のシェアリングサイトをスタートしたクルーガー カヨさん。ここではシニア世代が知恵と経験を活かし、たすけあいを実現している。い係

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