porta 2021 #040
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込まれた覚えやすい歌。ギターを弾き、さっそく施設で披露するとすぐに口ずさむ方もいたという。 「現在、施設のご利用者さんは70代から最高齢が97歳です。お年寄りだから童謡、唱歌、民謡、演歌がよいだろうと固定観念にとらわれていた時がありましたが、懐かしのアニメソングやアイドルの歌謡曲、クラシックが好きな方もいらっしゃいました。好きな音楽は前頭葉に刺激を与え、脳を活性化させ、判断力や集中力を鍛えるそうです。音楽療法をさらに取り入れたいです」 午後3時のおやつの時間に、ご利用者と一緒にお茶をいただいた。預けている陶器のマイカップにスタッフが用意したのは、コーヒー、紅茶、緑茶などなど。みなさんの好みの飲み物をスタッフが把握している。おやつはカスタードケーキ。残す人はいない。 朝から忙しく動き回っている藤屋さんもお茶の時間はゆっくりできる? と思ったら、事務室に籠もってパソコンで資料作り。いつ一息つくのだろう、と見ているこちらが心配してしまうほど。 「スタッフや夫、子どもたちの協力に感謝しています。今後は当社の音楽療法のノウハウを全国展開していきたいと思っています」 藤屋さんはまだ走り続ける。ギターの後ろには尊敬する山木康世さんや山本潤子さんなどのサインが!ソングブックもいろいろ用意している。福祉職歴35年ピアノでの即興伴奏もOK。マルチに楽器を奏でる藤屋さん休憩する時間も惜しんで事務室でパソコンに向かう藤屋さん群馬県桐生市相生町1-208-10277-32-5235(月~金 8:30~17:30) http://www.korasyo.jp住電HPデイサービス こらしょ藤屋さんの想いを込めたCD~『一年の歌』山木康世(作詞・作曲)~「心に届いてエールをくれたり、時には子守歌のように包み込んでくれる。そんな歌を創ってみたくて歌にしました」by山木康世。CDは「こらしょ」で販売中。「こらしょ」の名付け親は藤屋さんと親交がある元赤い鳥・ハイファイセットの山本潤子さん。

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