「神奈川に来たらぜひ湘南の海と富士山を見て」と三根秀子さん スポーツウエルネス吹矢は、的をめがけて息を使って矢を放ち、その得点を競うスポーツ。日本古来の吹矢を、腹式呼吸をベースにしたスポーツウエルネス吹矢式呼吸法を融合させることで、楽しみながら健康になれる生涯スポーツとして注目されている。 「普段の生活で、息を吐ききることってないですよね。息を吐ききれば、自然と新鮮な空気が入ってくる。それが血行促進や細胞の活性化につながるんです。しかも、的に当たった点数だけではなく、礼や構えなどの所作も採点されるので、集中力や精神力も養われます」というのは、日本スポーツウエルネス吹矢協会理事で師範でもある三根秀子さん。 「年齢を問わず楽しめるから、競技人口の80%はシニア。私はずっとテニスやゴルフをしてきましたが、年齢を重ねても続けられるスポーツをと選んだのがスポーツウエルネス吹矢だったんです」 三根さんは神奈川県スポーツウエルネス吹矢協会の副会長として、ねんりんピックかながわ2022の運営にも携わっている。 「前回開催予定だった岐阜の交流大会でスポーツウエルネス吹矢が礼に始まり礼に終わる。所作も大切な採点競技独自の呼吸法でさまざまな健康効果と、精神力の向上もスポーツウエルネス吹矢神奈川県協会会員の平均年齢は72歳なんですよ美しい構えや一連の所作も採点の対象に。左から庵野さん、渡部さん、高嶋さん、菊地良一さん的までの距離は5級から7段までの段級位により5m〜10m
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