porta 2022 #042
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や改善に取り組んでいる。 「当社の社員もクライアントのウェブ担当者も若い世代が多い。でも、通販などのインターネット市場では、シニア世代がターゲットになっていることが多くあります。シニアの視点で見やすさや安心感、わかりやすさをチェックしてもらうことが、クライアントにも喜ばれ、実際に購入数や新規顧客数アップなどの成果を上げています」 「パソコンは前職でも使っていましたが、ウェブ特有の用語や技術は入社してから覚えました」というのは金森さん。 「まずは自分にもできることをと始めたのがSFOです。さらに提案力を高めるために、シニアモニターのアンケート結果などをもとに独自のデータを研究・提供する『SFOラボ』をスタート。前職の経験を活かして社内講師もしています」と大活躍の金森さん。定年後の第二の人生でやりがいを見つけることができ、役に立っているという手応えを感じているという。 壱岐のサテライトオフィスに勤務する森村茂美さんは「未経験からのチャレンジではじめはIT用語集を片手に勉強しながらでしたが、だからこそ、診断できることもあるんです。今は少し慣れてきましたが、初心を忘れないようにと思って評価しています」という。 金森さんは週4日、森村さんは週5日のパート勤務。「長く活躍して欲しい」と倉橋社長がいう通り、介護やプライベートの充実などを考慮した柔軟な雇用形態もシニアと企業のより良い関係性につながっているようだ。チャレンジ精神がやりがいある仕事に電HP仕事を通して自己肯定感を高めて欲しいです「私は米や椎茸などの栽培もする半農半IT。忙しいけど楽しいから続けられるんです」と笑う森村茂美さん福岡オフィスでSFOサービスを担当するアクティブシニアのスタッフ「若手スタッフとのジェネレーションギャップは感じませんよ」「特に女性は『私にできるかしら』と思いがち。気おくれせずにトライしてください」福岡県福岡市中央区天神1-10-20 天神ビジネスセンター15階092-235-5210https://www.pencil.co.jp「シニア自らがウェブサイトの改善を提案する企業は少ない。だからこそ喜ばれるんですよ」と金森洋介さん株式会社ペンシル住

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