porta 2022 #044
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風情の異なる3つの外湯で道後温泉を満喫愛えが顔おのえひめ2023期間中 夏目漱石や正岡子規など多くの文人墨客に愛されたことでも知られる道後温泉。そのシンボルが「道後温泉本館」だ。入浴できる重要文化財とも呼ばれる本館は、令和6年12月末までの予定で保存修理工事中だが、工事期間中も「た霊まの湯」の利用が可能。改修中も景観を損なわないようアートイベントなどを実施しているため、ねんりんピックは、今しか見られない道後温泉本館を見学できるチャンスだ。 本館から徒歩3分、飛鳥時代をイメージした湯屋の「飛あす鳥か乃の湯ゆ泉」は、愛媛の伝統工芸と最先端アートがコラボレーションしたアート空間。本館にはない露天風呂を備えているのが魅力。 飛鳥乃湯泉に隣接する「椿の湯」は、松山市民の憩いの場。道後温泉特有の湯釜も置かれており、広い湯船で寛ぐことができる。いずれも無加温、無加水の源泉かけ流しで、道後の良泉が堪能できるのが嬉しい。「道後温泉 外湯めぐり」道後温泉本館国の重要文化財に指定されながら、現役の公衆浴場と(見学要予約)もある。取材・文/中林貴美子 保存修理工事前の道後温泉本館→霊の湯男子浴室。中央に湯釜、庵治石や大島石を使った高級感ある湯船あじいし工事中、期間限定で「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」のアートで彩られる大竹伸朗「熱景/NETSU-KEI」ⒸSinro Ohtake / dogo20211中してに営皇業室。専壮用麗浴な室「ゆ三又う層し新ん楼殿でのん」日本書紀にも登場する日本最古の温泉有馬温泉、白浜温泉と並んで日本三古湯の一つ、道後温泉。歴史と風格のある、レトロな木造建築で知られる本館とともに、温泉×アートが楽しめる飛鳥乃湯泉、地元で愛される椿の湯、3つの外湯めぐりを楽しみましょう。大人の鼓動

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