porta 2023 #045
8/16

 南青山の賑わう通りから少し入ったところにある港区子育てひろば「あい・ぽーと」。ここでは月曜、水曜、金曜の15時30分〜プロタイム」だ。スタート時間が近づくと、多くの親子が続々と集まってくる。開演のあいさつに続いて、「ワニのかぞく」などの手遊び、「うらしまたろう」のエプロンシアター、「はらぺこあおむし」などの絵本の読み聞かせがテンポよく進む。子どもたちも一緒に踊ったり、前に出てきて絵本のページをめくろうとしたりとノリノリ。ママたちも一緒に歌って、踊って、時には子どもの様子を動画に収めたりと、それぞれに楽しそうに過ごしていた。 「自分の子どものオムツを替えたこともないような父親でしたが、退職後も社会参加したい、子どもの教育に幼児からかかわりたいと思ってまちプロ養成講座を受講しました」と話すのは、元大学教授でまちプロの事務局も担当する宮内敏雄さん。ここで子どもと触れ合ううちに、どんなに小さな子どもにも個性がある、それを見つけることが大切だと気付かされたという。そして「家では孫がじいじのほうになついてくれるようになった」と嬉しそうだ。た 10と年い前うに宮造内船謙会吾社さをんリは「タ現イ役ヤし時代は典型的な〝企業戦士〟。孫ができても接し方がわからないほどでした。そんな時に妻がまちプロ養成講座の募集を新聞で見つけてすすめてくれたんです」と話す。修了後にまちプロタイムなどで子どもと接するうち、子どもの抱き方も寝かしつけも上達。最近では折り紙教室もスタートした。 「今では子どもの扱いが妻より上手なくらい。これまであまり会話のなかった娘とも子育ての相談にのったりしていい関係になり、見直してくれるようになりました。しかもまちプロタイムで体を動かすおかげか、健康診断でひっかからなくなったんですよ」と微笑む。絵本「ぴょーん」の読み聞かせ。絵と一緒に子どももぴょ〜ん!「はらぺこあおむし」の読み聞かせは、子どもたちの一番人気♪竜宮城に来てみれば絵にもかけない美しさ♪親子の笑顔があふれる「まちプロタイム」図書館で借りたエプロンシアターは、うらしまたろうの童謡を歌いながらまちプロタイムスタート。まずはビーズを使ったマラカスで手遊び16時がまちプロさんによる「まち

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る