他団体とのコラボや出張サロンも好評みなさんの熱のこもった演奏と楽しいトークで、会場は自然と和やかなムードにハーモニカの演奏とともにお客さんも歌って、手拍子して盛り上がる上田市のイベントで、地元の高校生と一緒にコーヒーを振る舞った取材日のサロンは、地元のハーモニカ演奏グループ「ハーモニーたんぽぽ」とコラボレーション。見事な演奏が披露されたほか、お客さんも配られた歌詞カードをもとに「みかんの花咲く丘」「鈴懸の径」などを合唱。大いに盛り上がっていた。 「ウクレレのグループ、テナーサックスなどの管楽器の演奏やマッサージのボランティアとコラボしたこともあります」と中山さん。珈琲サロンとコラボしてくれるグループは常時募集中。おしゃべりするだけではなく、音楽鑑賞やマッサージなどを通して、より「行きたい」という気持ちを高める工夫をしている。また、出張サロンでは、上田市で開催する留学生とホストファミリーのための「国際交流フェスティバル」や上田市社会福祉協議会が主催する「丸子いきいきフェスティバル」でコーヒーを提供したり、丸子地区のデイサービスセンターのイベントなどでコーヒーを淹れることもあるという。 「月1回のサロンと合わせて、平均で月2〜3回は珈琲サロンを開催していますね。地元高校の福祉科の先生と生徒にコーヒーの淹れ方を教えて、一緒にボランティアしたこともあります」(中山さん)。人の集まるところでコーヒーを提供し、ほっとひと息つける空間、居心地のいい空間、人と人がつながり合える空間を演出している丸子珈琲倶楽部のみなさん。最近は丸子地区だけではなく、上田市全域からも出張サロンの要請が来るようになったという。 「今はメンバーに限りがあるので、積極的に活動の場を広げていくのは難しいです。長く続けていくには無理は禁物。そのためにも、活動メンバーを増やしていきたいですね」(中山さん)社会問題化している高齢者のひきこもり。コーヒーやそこでの交流を目的に外出が増えることは、健康寿命を伸ばし、高齢者にも、家族にも、さらには社会にも幸せな未来をもたらすことだろう。「ハーモニーたんぽぽ」は上田市社会福祉協議会のボランティア地域活動センターに所属演奏が始まるとお客さんは椅子を演奏者に向け、会場内に簡易ステージができあがる 〜過去のイベント〜
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