porta 2025 #051
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土産も取り寄せも大人気黒毛和牛のうま味たっぷり松阪駅の名物駅弁新竹商店は明治28(1895)年創業、130年を迎えた松阪の老舗弁当店。昭和34(1959)年に販売された日本で初めての牛肉弁当「元祖特撰牛肉弁当」をはじめ、肉の町松阪らしく、売店には牛肉を使った駅弁がズラリとラインナップされている。駅弁ファンにはよく知られた「モー太郎弁当」は、黒毛和牛の顔をかたどった容器にウキウキと心が弾むすき焼き風弁当。松阪市中町にある精肉店「丸中本店」から仕入れた黒毛和牛のすき焼き肉を使用し、生姜風味のタレを絡めて仕上げた。冷めても硬くならない極上の牛肉をご飯の上に乗せ、すき焼きの煮汁をかけるとでき上がり。肉を柔らかくする添加物や保存料は一切使っていない。上フタの裏側には光センサーをつけており、ふたを開けると童謡『ふるさと』のメロディーが流れる。日本初のメロディー付き駅弁でもある。百貨店などで開催される駅弁大会では、あっという間に売り切れることから、ついたあだ名が「秒殺のモー太郎」。その真の実力を、駅売りで味わってほしい。価 格 :1800円(税込)販 売 :JR松阪駅問合せ:0598-21-4350(あら竹)松阪市三重県松阪市text by駅弁女王Shinobu Kobayashi日々の旅のなかで、今まで5000食以上の駅弁を食破。雑誌等での駅弁の連載、著書も多数。駅弁の開発も行う旅行ジャーナリスト、フードアナリスト。駅弁のあら竹創業130年記念パッケージで販売中。なくならないうちにどうぞ6代目社長の新竹浩子さんはモー太郎のキーホルダーなどさまざまなグッズ類も開発、販売駅弁がつなぐ地域の絆    「モー太郎弁当」

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