porta 2025 #051
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この日、交信証や終了証のプリントのためにパソコンを操作していたのは、IAE理事の中島仁志さんだ。アマチュア無線歴は50年のベテランだが一時は仕事が忙しく休止。杉江さんに誘われて再開したという。 「無線での交信自体も楽しいのですが、イベントの企画や運営、後日の反省会で、大先輩の話を聞きながら、共通の話題で盛り上がれるのが楽しいですね。ネットのSしました。IAEのことは、生駒市の広報誌で知って参加を決めたんです」という納冨さんにとって、アマチュア無線は生活の一部。 「全国の多くのクラブに参加しているので、IAEの定期交信だNSもいいですが、電波には直接話せる電波ならではの面白さがあります」と言う。IAE最年長の   納冨勇生さんは、アマチュア無線を小学3年生からスタートしたという。 「会社員時代に一時はやめていたアマチュア無線を再開けではなく、毎朝8時15分のおはようから、昼前後、夕方、夜とあちこちと交信しています。私の場合、お互いの生存確認の意味もあるんですよ」と笑う。毎日交信しているが、イベントで直接顔を会わせるのも楽しみの一つ。そのため目立つ名札をつけ、自分のコールサインをアピールしているという。アマチュア無線愛好家の目的は、仲間づくり、天気や太陽の黒点、流星群にも影響され、時には南極にまでつながるというワクワク感、交信後に取り交わす交信証の「QSLカード」収集など様々。だがそこに災害対応ボランティアという使命が加わることで、それぞれの生きがいややりがいにつながっているようだ。共通の趣味で盛り上がる仲間ができるのがいい用」マニュアル初心者向けの「体験運ひまつぶしのつもりがすっかりハマりました交信が毎日の日課なんです携帯コールサインHP「全国の仲間と毎日話していますよ」という納冨勇生さん(79歳)奈良県生駒市北田原町2453-2会長:杉江久男 070-5500-0026   JH3ISO  https://www.jl3zmw.com「皆さんとの交流は機材などの勉強にもなります」と中島仁志さん(67歳)災害を想定し災害対策本部を設置した生駒市との合同災害訓練の様子JARLが発行するアマチュア無線の魅力を紹介するパンフレット生駒市アマチュア無線非常通信協力会住

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