第だい1節せつ 多た様ようなサービスの理り解かい◦171職しょく務むの理り解かい第だい1章しょう想そうです。そのために、高こう齢れい者しゃの介かい護ごを社しゃ会かい全ぜん体たいで支ささえあう仕し組くみとして、2000(平へい成せい12)年ねんから介かい護ご保ほ険けん制せい度どがスタートしました(法ほう律りつが通とおったのは1997〈平へい成せい9〉年ねん)。介かい護ご保ほ険けん導どう入にゅうの社しゃ会かい的てきな背はい景けいと制せい度どの基き本ほんは、図ず1のとおりです。●高齢化の進展に伴い、要介護高齢者の増加、介護期間の長期化など、介護ニーズ はますます増大●一方、核家族化の進行、介護する家族の高齢化など、要介護高齢者を支えてきた 家族をめぐる状況も変化●自立支援………単に介護を要する高齢者の身の回りの世話をするということを超え て、高齢者の自立を支援することを理念とする●利用者本位……利用者の選択により、多様な主体から保健医療サービス、福祉サー ビスを総合的に受けられる制度●社会保険方式…給付と負担の関係が明確な社会保険方式を採用高齢者の介護を社会全体で支え合うしくみ(介護保険)を創設こうれいかしんてんともなようかいごこうれいしゃぞうかかいごきかんちょうきかかいごぞうだいいっぽうかくかぞくかしんこうかいごかぞくこうれいかようかいごこうれいしゃささかぞくじょうきょうへんかじりつしえんたんかいごようこうれいしゃみまわせわここうれいしゃじりつしえんりねんりようしゃほんいりようしゃせんたくたようしゅたいほけんいりょうふくしそうごうてきうせいどしゃかいほけんほうしききゅうふふたんかんけいめいかくこうれいしゃかいごしゃかいぜんたいささあかいごほけんそうせつしゃかいほけんほうしきさいよう図ず1 介かい護ご保ほ険けん導どう入にゅうの意い義ぎ資し料りょう出しゅっ所しょ:厚こう生せい労ろう働どう省しょう2 介かい護ご保ほ険けん制せい度どにおける多た様ようなサービス初しょ任にん者しゃ研けん修しゅうを修しゅう了りょうし、介かい護ご保ほ険けん法ほうに基もとづくサービスに従じゅう事じする場ば合あいには、介かい護ご保ほ険けんサービスとして、どのようなものがあるのかを理り解かいしなければなりません。介かい護ご保ほ険けんサービスには、利り用よう者しゃの心しん身しんの状じょう況きょう(要よう介かい護ごか要よう支し援えんか)、居きょ住じゅう環かん境きょう(在ざい宅たくか施し設せつか)などに応おうじて多た様ようなサービスがあります(表ひょう1)。これら多た様ようなサービスの提てい供きょうは、高こう齢れい者しゃの自じ立りつ支し援えんが基き本ほんとなります。また、地ち域いき包ほう括かつケアの考かんがえ方かたのもとで、要よう支し援えんおよび要よう介かい護ごの状じょう態たいの改かい善ぜんまたは重じゅう度ど化か予よ防ぼう・遅ち延えん化かを目め指ざす介かい護ご予よ防ぼうが重じゅう要ようであることを認にん識しきしてください。さらに、介かい護ご保ほ険けんサービスを利り用ようしている高こう齢れい者しゃの多おおくが医い療りょうサービスを必ひつ要ようとしているため、介かい護ご職しょくには医い療りょうなどの他た職しょく種しゅとの連れん携けいが不ふ可か欠けつであることを学まなんでいただきます。利り用よう者しゃが各かく種しゅ給きゅう付ふを受うけるまでの関かん係けいは、図ず2のサービス利り用ようの手て続つづきに示しめすとおりです。◆給きゅう付ふの目もく的てき介かい護ご保ほ険けん法ほう第だい2条じょう第だい2項こうに「保ほ険けん給きゅう付ふは、要よう介かい護ご状じょう態たい等とうの軽けい減げん又または悪あっ化かの防ぼう止しに資しするよう行おこなわれるとともに、医い療りょうとの連れん携けいに十じゅう分ぶん配はい慮りょして行おこなわれなければならない。」と規き定ていされている。キーワード
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