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5介かい護ごにおけるコミュニケーション技ぎ術じゅつ第だい1節せつ 介かい護ごにおけるコミュニケーションの技ぎ法ほう◦13第だい1章しょうかけに反はん応のうして、利り用よう者しゃは介かい護ご職しょくにさらに新あたらしい情じょう報ほうをコミュニケーションを通つうじて発はっ信しんしてきます。このようにコミュニケーションは、介かい護ご職しょくと利り用よう者しゃとの双そう方ほう向こうのやり取とりがあって成なり立たっています。2 コミュニケーションの意い義ぎと構こう造ぞう コミュニケーションの意い義ぎは、他た者しゃとの間あいだで情じょう報ほうの伝でん達たつや交こう換かんをすることにあります。(1)生せい活かつ場ば面めんにおけるコミュニケーションの構こう造ぞうコミュニケーションは、双そう方ほう向こうに行おこなわれます。また、対たい人じん的てきコミュニケーションと、個こ体たい内ないでのコミュニケーションとがあります。コミュニケーションには、言こと葉ばという記き号ごうによって表ひょう現げんされる言げん語ごと、言こと葉ば以い外がいの記き号ごうによって表ひょう現げんされる非ひ言げん語ごとがあります。(2)コミュニケーションの要よう素そ図ず1に示しめすように、コミュニケーションは、①送おくり手てと受うけ手て、②情じょう報ほう、③手しゅ段だん、④背はい景けい・場ば面めん・環かん境きょう、といった要よう素そから成なり立たっています。一いっ方ぽうで、コミュニケーションの障しょう害がいとなる要よう素そがあります。耳みみ障ざわりな音おとのために話はなしづらい、聞ききづらいといった物ぶつ理り的てき障しょう害がい、聴ちょう覚かく障しょう害がいや言げん語ご障しょう害がい、入いれ歯ばや補ほ聴ちょう器きの不ふ具ぐ合あいなどによる身しん体たい的てき障しょう害がい、先せん入にゅう観かんや防ぼう衛えい機き制せいなどの心しん理り的てき障しょう害がいがコミュニケーションを妨さまたげます。◆個こ体たい内ないコミュニケーション自じ分ぶんに入はいってきた情じょう報ほうを自じ分ぶんの内ない部ぶで、問といかけや返へん答とうを行おこなうことをいう。◆防ぼう衛えい機き制せい心しん身しんの緊きん張ちょうや不ふ安あん、欲よっ求きゅう不ふ満まんなどを和やわらげ、心こころの安あん定ていを保たもとうとする心こころのはたらき。図ず1 コミュニケーションの構こう造ぞう~介かい護ご職しょくが送おくり手て(声こえかけ等とう)として始はじまった場ば合あい~資し料りょう出しゅっ所しょ:津つ村むら俊とし充みつ編へん『人にん間げん関かん係けいトレーニング』ナカニシヤ出しゅっ版ぱん、1992年ねん、p.79の図ずを基もとに作さく成せい(小こ嶋じま・嶌しま末すえ)③ 手段④ 背景・場面・環境① 送り手(介護職)年齢性別家族その他② 情報言語非言語理 解年齢性別要介護病名生活歴家族その他生活歴自己覚知専門性意思感情価値観① 受け手(利用者)しゅだんはいけいばめんかんきょうおくてかいごしょくねんれいせいべつかぞくたじょうほうげんごひげんごりかいねんれいせいべつようかいごびょうめいせいかつれきかぞくたせいかつれきじこかくちせんもんせいいしかんじょうかちかんうてりようしゃ

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