介護支援専門員基本テキスト
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第節11人口構造等の将来予測と課題日本の人口構造は大きく変化しています。少子高齢化に加え、人口減少が進むなかで、後期高齢者人口の増加が社会にもたらす影響や課題について考える視点が重要です。1.日本の人口動態の変化(1)総人口の動向日本の人口は、1950年代に8000万人台であったものが徐々に増加し、2008(平成20)年に約⚑億2000万人とピークを迎え、その後減少に転じました。2065年には9000万人を割り込み8808万人になるとされています。すでに日本は少子高齢化だけではなく、人口減少社会になっています(図表1-1)。人口(万人)14,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000195019601970198019902000201020192025203520452055206515~64歳人口14歳以下人口合計特殊出生率65歳以上人口59.5%12,617万人実績値(国勢調査等)平成29年推計値(日本の将来推計人口)6,8751,3218983,3814,5298,808生産年齢人口割合51.4%高齢化率38.4%合計特殊出生率1.443,71611,91328.4%1.36(2019年)高齢化率(65歳以上人口割合)生産年齢人口(15~64歳)割合■図表1-1日本の人口の推移資料:2019年までの人口は総務省「人口推計」(各年10月⚑日現在)、高齢化率および生産年齢人口割合は、2019年は総務省「人口推計」、それ以外は総務省「国勢調査」2019年までの合計特殊出生率は厚生労働省「人口動態統計」(2019年は概数)、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計):出生中位・死亡中位推計」4

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